HiKOKI(ハイコーキ) 18V 充電式 ロータリーバンドソー CB18DBL(S)の徹底レビュー

現場での作業効率を劇的に向上させるための信頼できる充電式ロータリーバンドソーを探している方なら、誰もが経験するであろう「どの製品を選べばいいのか」という悩み。私もかつて、切断作業のたびに火花や騒音、そして何より手間のかかる準備に頭を抱えていました。これらの問題が解決されなければ、作業は遅延し、現場の安全性も損なわれかねません。

コードレスバンドソーを選ぶ前に知っておくべきこと

コードレスバンドソーは、金属パイプや形鋼の切断作業において、火花の発生を抑え、騒音を低減し、作業場所を選ばない自由を提供する革新的な電動工具です。頻繁に現場を移動する職人や、電源の確保が難しい場所での作業が多い方、または火気厳禁の環境で安全に作業を進めたいと考える方には必須のアイテムと言えるでしょう。一方で、非常に硬い材料を高速で大量に切断する必要がある場合や、据え置き型の大型切断機のような極限のパワーを求める方には、他の選択肢も検討すべきかもしれません。購入前には、まず切断する材料の種類と最大径、作業場所の制約、そしてバッテリーの持続時間や充電のしやすさを考慮することが重要です。

HiKOKIロータリーバンドソーCB18DBL(S)とは

今回ご紹介するのは、私が長年愛用しているHiKOKI CB18DBL(S)という18V充電式ロータリーバンドソーです。このモデルは、丸パイプφ83mmまでの切断が可能なパワフルさと、作業性に優れたバランス設計が特徴。バッテリー1個、充電器、そして持ち運びに便利なケースがセットになっており、購入してすぐに現場で活躍できるのが魅力です。特に、その高い切断能力と、無負荷時に騒音と電力消費を抑えるオートモードは、従来の製品とは一線を画す進化を感じさせます。

メリット:
* 圧倒的な切断能力(丸パイプφ83mm対応)
* 作業性に優れた重心バランス設計
* 帯のこ寿命が約1.2倍に向上し、ランニングコストを低減
* オートモードによる騒音・電力消費の低減
* 14.4V/18V両方のリチウムイオン電池が使用可能

デメリット:
* 大型の材料を高速で大量切断する場合は据え置き型に劣る
* 本体価格が比較的高価

現場での実感:CB18DBL(S)の際立つ機能性

私がこのハイコーキの18V充電式ロータリーバンドソーを使い始めてから、現場での作業効率は目に見えて向上しました。その理由となる主要な機能と、私が実際に感じている利点について詳しくご紹介します。

圧倒的な切断能力と大径のこ車

この製品の最大の魅力は、その切断能力にあります。帯のこ周長900mm、のこ車径φ108mmを採用することで、最大φ83mmの丸パイプを切断できるのは本当に驚きです。以前は何度かに分けて切っていた太いパイプも、これ一台で一発で綺麗に切断できるようになりました。スムーズな切断速度と定速度制御のおかげで、14.4Vバッテリー使用時でも18Vと同等の切断速度を維持してくれるため、どんな状況でも安定したパフォーマンスを発揮してくれます。これにより、作業時間が大幅に短縮され、次の工程へスムーズに進めるようになりました。

作業性に優れたバランス設計

現場で長時間作業する上で、工具の持ちやすさやバランスは非常に重要です。この電動工具は、ハンドルを製品の重心に近い位置に配置し、電池とモーター部を左右に配置することで、質量バランスが格段に向上しています。これにより、片手でも安定して保持でき、取り回しが非常に楽になりました。特に高い場所での作業や、狭い場所での作業では、このバランスの良さが疲労軽減に繋がり、作業精度も上がると実感しています。

オートモードによる効率的な作業

「オートモード」は、まさにかゆいところに手が届く機能です。無負荷時には帯のこ周速を低速に自動で切り替えることで、騒音を抑え、電力消費を低減してくれます。これにより、バッテリーの持ちが良くなるだけでなく、休憩時間や次の作業の準備中に耳障りなモーター音が気にならなくなりました。また、作業負荷に応じて周速が自動で調整されるため、材料に合わせた最適な切断が可能です。この機能は、特に長時間の作業や、住宅街など騒音に配慮が必要な現場で非常に重宝しています。

マルチボルト蓄電池の互換性と利便性

付属の新型マルチボルト蓄電池(BSL36A18X)は、36Vと18Vを自動で切り替えるため、手持ちのHiKOKI製18V工具にも使える汎用性の高さが魅力です。これにより、複数の電圧のバッテリーを用意する必要がなくなり、現場での充電管理が格段に楽になりました。また、このマルチボルトバッテリーは従来の18V蓄電池とほぼ同等の質量・サイズでありながら、36Vのパワーを発揮するという優れた性能を持っています。さらに、USB端子付きでスマートフォンなどの充電もできるため、非常時にも役立つ点も高評価です。

帯のこ寿命の向上

帯のこ寿命が約1.2倍になったという点も、見逃せない進化です。消耗品である帯のこ刃の交換頻度が減ることで、ランニングコストを抑えられるだけでなく、刃の交換という手間が省けるため、連続した作業が可能になります。配管用鋼管(SGP40A)で130カット/本、ステンレス鋼管(SUS304 ø20×t2)で165カット/本というデータは、まさに現場での耐久性を証明しています。このHiKOKI充電式ロータリーバンドソーCB18DBL(S)は、まさにプロが求めるタフさを兼ね備えていると言えるでしょう。

現場の声:使用者の評価と実感

インターネット上の他のユーザーレビューでも、この製品の評価は非常に高いようです。多くの使用者が、安定した場所での切断作業が非常にスムーズに行える点を高く評価しており、特に火気厳禁の現場での安全性に優れていると指摘しています。また、一般的な丸のこに比べると切断速度はやや劣るものの、切断時に発生するバリが極めて少ないため、後処理の手間が省けると好評です。ただし、鉄筋のような非常に硬い材料の切断には不向きで、主にパイプや軽鉄材の切断に最適であるという意見も見受けられます。

最終的な評価とおすすめポイント

HiKOKI(ハイコーキ) 18V 充電式 ロータリーバンドソー CB18DBL(S)は、現場での切断作業における様々な課題を解決してくれる、非常に優れた電動工具です。火花が出ないため安全性が高く、騒音が少ないため作業環境を選びません。そして何より、その圧倒的な切断能力と優れたバランス設計により、作業効率と品質を格段に向上させることができます。もしあなたが、作業効率と安全性を両立させたいと考えるプロの職人であれば、この一台は間違いなく最適な選択肢となるでしょう。製品の詳細については、ぜひこちらをクリックしてご確認ください。